【品評会】サッポロワイン8種類とポテトサラダ6種類を食べ比べてみた。

みなさん、こんにちは!会長です。
今日は待ちに待ったワインとポテトサラダの品評会!

サッポロビールさんご協力のもと、サッポロワイン8種類とポテトサラダ6種類を食べ比べる品評会を開催できることになったのです!!

ポテトサラダにはビールだけじゃない!実はワインが合う理由

鈴木

日本ポテトサラダ協会にとっては夢のような企画!!!!

「サッポロワインとポテトサラダの品評会」スタート!

日本ポテトサラダ協会が、飲食店でよく見かけるポテトサラダを6種類厳選!
サッポロビールさんの取り扱うワインから、事前に絞り込んだ8種類を用意!

当協会3名とサッポロビールのワインソムリエさん1名、計4名で品評会を行います。

ポテトサラダ1皿1皿に対して、これが合う!というワインを選定していき、最後に、このポテトサラダとワインがベストマッチ!という、日本ポテトサラダ協会公認の組み合わせを3組決定します!

鈴木

荻原さん、今日はよろしくお願いします!

ワインの品評って初めてなのですが、どのようにすればいいのでしょうか?

ソムリエ荻原

まずは、基本について説明しますね。

ワインとポテトサラダの品評方法について

ソムリエ荻原

以下の3つの流れで品評していきましょう!

  • STEP.1
    まずはワインを飲む

    少しだけ飲むのではなく、舌全体にワインが触れるくらい口に含みます。

  • STEP.2
    ポテトサラダを食べる

    具材を満遍なくとり、ポテトサラダを食べます。

  • STEP.3
    ワインをもう一度飲む

    ワインをもう一度飲みます。

    この時、ポテトサラダの味やワインの風味に起きる変化を意識しましょう。

ソムリエ荻原

「同調」「補完」「干渉」という3つのキーワードを押さえると、より良い品評ができますよ!

ワイン品評の3要素「同調」「補完」「干渉」とは?

ソムリエ荻原

「同調」はワインを品評するときに注目する3つの要素の一つです。

他には、「補完」「干渉」という視点があります。

同調、補完、干渉とは?

同調
料理とワイン2つのものが同じ方向を向いている状態。

補完
料理とワイン、片方にかけている要素を片方が補っている状態。
例えば、おしるこに塩を入れると甘みが際立つのも、補完の例です。

干渉
料理とワイン、お互いを邪魔し合っている状態。
ワインの個性がなくなってしまったり、元の状態よりマイナスになってしまう状態。

中村

なるほど!すいかに塩をかけると甘くなるのも、この補完作用なんですね。

ソムリエ荻原

そうです!それでは、基礎を理解できたと思うので、品評会を始めていきましょう!

①カマンベールチーズのポテトサラダ

まずは、カマンベールチーズのポテトサラダとサッポロワインの品評を行います。

じゃがいも、玉ねぎ、マヨネーズ、カマンベールチーズ、クレソンの入ったポテトサラダです!

品評会の前にポテトサラダと相性が良いワインをあらかじめ選定しており、その中からスパークリングワイン1種類と白ワイン2種類を合わせてみました。

特徴的だった組み合わせについて紹介します!

 

サンタ・リタ ヒーローズ ソーヴィニヨン・ブラン(白)との組み合わせ

鈴木

最初酸味が強く感じたのが、ポテトサラダを食べた後は、まろやかに感じるようになった。酸味がよわまったのが逆に良いと思った。まろやかさが良い。

中村

一口目は、やわらかい酸味を感じた。後味がすっと抜けていく感がある!でも、ポテトサラダを食べた後は、ワインの酸味を感じなくなった。優しめの酸味が好きだったのが、なくなってしまったので少し残念な気分・・・

 

ベリンジャー・トンネル・オブ・エルムズ・シャルドネ(白)との組み合わせ

 

鈴木

ワインを飲んだ後だと、ポテトサラダのチーズの味がより際立つように感じました!

ソムリエ荻原

ドライなワインと違って、甘みのあるこのワインはいろんなものと合いやすいですね!

スピークドライ、ドリンクスイートといって、みんな口では辛口が良いっていうけど、実際は果実感のある甘みのあるものが受けやすい傾向があるんです。

カマンベールチーズのポテトサラダのベストマッチワイン

カマンベールチーズのポテトサラダとのベストマッチワインの発表です!

みんなの評価をまとめた結果こちらのワインになりました!

カマンベールチーズのポテトサラダにはこれ!

ベリンジャー・トンネル・オブ・エルムズ・シャルドネ

果実味を豊かに保ち、レモンのはちみつ漬けのようなニュアンス。熟した林檎、洋梨や桃のような香りで、風味にスパイスやヴァニラの香りを残します。

中村

ぶどうの甘みが強まる、この組み合わせが好き!

ワインソムリエから一言

実はカマンベールの塩味や油分が、ワインの酸味を抑え、更に果実味をアップさせています。カマンベールポテサラと合わせることでワインの味わいが本来の味を更にグレードアップさせ、心地良い組み合わせになりましたね。

鈴木

僅差で、選ばれなかったのですが、ぜひこの組み合わせも知ってもらいたいので紹介します!

このワインも合うので紹介!

ベルトゥーレ ブリュット

フレッシュでフルーティな飲み口が魅力の本格的スパークリングワインです。りんごや洋ナシのようなフルーティな味わいがどんな料理とも相性抜群です。さっぱりとしたレモンのような後口が口の中をリフレッシュさせてくれます。

ワインソムリエから一言

ポテトの甘味はワインの酸味を引き立てます。ここにカマンベールがあることで程よい酸味と果実味を維持し、お互いの個性を邪魔することなく良い関係を構築しているんです。ワインにフレッシュ感が加わり、素敵なマリアージュとなりました。

②ベーコンのポテトサラダ

お次は、ベーコンのポテトサラダとサッポロワインの品評を行います。

じゃがいも、玉ねぎ、マヨネーズ、ブロックベーコン、アーモンド、黒こしょうの入ったポテトサラダです!

スパークリングワイン1種類、白ワイン2種類、赤ワイン1種類で品評を行いました。

特徴的だった組み合わせについて紹介します!

 

サンタ・リタ ヒーローズ シャルドネ(白)との組み合わせ

 

中村

めっちゃ好きな組み合わせです!ポテサラを食べた後は、アーモンドとベーコンの風味が一気に広がって、ぱっと消えて、ワインの味が際立ってくる感じにびっくりした!笑 料理の味が引き立ったように感じました。

鈴木

ベーコンの味が際立ったのが良かったです!ですが、ワインの後味の酸味が強く感じ、少し苦手な印象がありました。

 

ル・ヴァル シャルドネ(白)との組み合わせ

鈴木

ベーコンとアーモンドの風味が増したように感じ、最初から最後までワインが飲みやすかったです!

ソムリエ荻原

私は、ワインの個性が下がってしまったように感じました。果実感がなくなって酸味があがってしまい、アンバランスに感じました。

 

ベーコンのポテトサラダのベストマッチワイン

今回は、少し意見がわかれましたが、議論の結果こちらのワインが、ベーコンのポテトサラダとベストマッチに選ばれました!

ベーコンのポテトサラダにはこれ!

サンタ・リタ ヒーローズ シャルドネ

淡く黄色がかった緑色に、青りんごやトロピカルフルーツの熟した香りが特徴です。心地よい酸味とフレッシュさが絶妙なバランスで溶け合った味わいが魅力です。低温度で発酵させることによって果実味溢れる味わいを実現させました。

榊原

ポテサラと組み合わせることで、スモーキーさがさらに際立って、ワインの印象がよくなりました!

ワインソムリエから一言

香ばしくソテーしたベーコンのスモーキーさが、サンタ・リタ シャルドネの樽熟成の香りと見事にマッチしています。ポテトの甘味により酸味がアップし、ベーコンの持つ、油と塩味が果実味を引き出していますね。感覚的にはエキス分がアップし、締りもでているところが素晴らしいです!

鈴木

この組み合わせも紹介させてください!

このワインも合うので紹介!

ベリンジャー・トンネル・オブ・エルムズ・カベルネ・ソーヴィニヨン

バランスが良いミディアムボディ。黒系果実の香りで、タンニン分はソフト。ブラックチェリーやラズベリーの味わいにスパイスやヴァニラの層が感じられます。

ワインソムリエから一言

ベーコンという肉の素材がポテサラに入ることで赤ワインとの相性が良くなっています。ぶどう品種は、カベルネ・ソーヴィニヨンです。通常、フルボディのカベルネ・ソーヴィニヨンのワインとポテトサラダを合わせると、ワインの酸味が急上昇し、渋味が強くなってバランスが悪くなってしまいます。ただし、このベリンジャー・トンネル・オブ・エルムズ・カベルネ・ソーヴィニヨンは、果実味が凝縮されているワインなので見事なマッチングとなっていますね。

③スタンダードポテトサラダ

続いて、スタンダードポテトサラダとサッポロワインの品評を行います。

じゃがいも、玉ねぎ、きゅうり、人参、ゆで卵、ハム、マヨネーズなどの入った一般的なポテトサラダです!

スパークリングワイン1種類と白ワイン2種類、赤ワイン1種類で品評を行いました。

特徴的だった組み合わせについて紹介します!

 

ベルトゥーレ ブリュット(泡)との組み合わせ

ソムリエ荻原

このスパークリングは香りがアロマティックなので、きゅうりのフレッシュな香りと見事に同調、全体を邪魔することなく、ワインの個性もキープしていて合うなと私は思いました。

中村

卵が多いところを食べたせいか、このワインとの組み合わせだと、卵のくさみをすこし感じてしまいました。

メッツァコロナ アンテッラ ピノ・ノワール(赤)との組み合わせ

 

 

鈴木

きゅうりのすっきり感とワインのしぶみが干渉しあっているように感じました、、、

ソムリエ荻原

マヨネーズの量、塩分の量、お酢の量によっては果実感が増す可能性はあるが、今回食べたものは、果実感を無くして渋みをあげてしまっていますね。

スタンダードポテトサラダのベストマッチワイン

今回は、すんなりベストマッチワインが決まりました!ポテサラのきゅうりと同調性が高いこのワインです!

スタンダードポテトサラダにはこれ!

ベルトゥーレ ブリュット

フレッシュでフルーティな飲み口が魅力の本格的スパークリングワインです。りんごや洋ナシのようなフルーティな味わいがどんな料理とも相性抜群です。さっぱりとしたレモンのような後口が口の中をリフレッシュさせてくれます。

鈴木

きゅうりと玉ねぎのすっきり感が、ワインと組み合わせることで、より際立ちました!

ワインソムリエから一言

ワインのアロマティックな香りとキュウリの青い香りが良いハーモニーを生み出しています。ポテサラの味のベースとなる塩味と酢、マヨネーズがうまく果実味を引き出していて、ワインの個性をそのまま保ち、バランスの良いマリアージュとなりました。

このワインも合うので紹介!

サンタ・リタ ヒーローズ ソーヴィニヨン・ブラン

華やかなハーブの香りが楽しめます。フレッシュな果実味にバランスよく酸味が混ざり合い、しっかりとした余韻も感じられます。

ワインソムリエから一言

ポテサラの具材の中でもキュウリが意外と力を発揮していました。キュウリの香りとぶどう品種のソーヴィニヨン・ブランの香りが旨くマッチングしています。また、チリワインの果実感たっぷりの、ややマッタリした舌触りが少しシャープになり、フランスの有名なロワール産のソーヴィニヨン・ブランのようなキレ味が生まれ、面白いと思います。

④コーンポテトサラダ

どんどん行きましょう!お次は、コーンポテトサラダとサッポロワインの品評を行います。

じゃがいも、玉ねぎ、マヨネーズ、コーン、粒マスタード、黒こしょうの入ったポテトサラダです!

白ワイン3種類と赤ワイン1種類で品評を行いました。

特徴的だった組み合わせについて紹介します!

 

ル・ヴァル シャルドネ(白)との組み合わせ

 

 

中村

ポテサラを食べてワインを飲むと、コーンの印象が残らなくなった。マスタードの後味だけが残るので、良い組み合わせではないかも。

ソムリエ荻原

全体として、果実感がなくなり、渋みとえぐみが少しでていて、相乗効果はとくになく感じました。より甘いスイートコーンを利用したポテトサラダだとまた印象が変わるかもしれません。

ベリンジャー・トンネル・オブ・エルムズ・シャルドネ(白)との組み合わせ

 

鈴木

このワイン、チーズポテサラと合わせたときは、甘みを強く感じたのに、今回は渋味が強くなった感じ。

中村

このワインがそもそも好きなのかもしれません!風味が変わったが、ワインの美味しさを損なっているのではなくて、コーンが入ることでバランスがよりよくなりました!

コーンポテトサラダのベストマッチワイン

コーンポテトサラダとのベストマッチワインは、組み合わせることで味に大きな変化が起きる、このワインです!

コーンポテトサラダのポテトサラダにはこれ!

ベリンジャー・トンネル・オブ・エルムズ・カベルネ・ソーヴィニヨン

バランスが良いミディアムボディ。黒系果実の香りで、タンニン分はソフト。ブラックチェリーやラズベリーの味わいにスパイスやヴァニラの層が感じられます。

榊原

果実味が増し、わたし好みの渋みに変化する組み合わせです!

ワインソムリエから一言

長年ソムリエをやっている私ですが、まさかコーンに赤ワインが合うと想定していませんでした。それもカベルネ・ソーヴィニヨン。最高のマリアージュとなったのは、このワインが濃厚な果実味を備えていることに尽きる。果実味、酸味、渋味が見事にマッチング。影に隠れている粗引き黒胡椒のスパイシーな香りがアクセントとなり感動的でした。(旬の新鮮なトウモロコシを香ばしく焼いたものを使用することで、更なる旨さが体験できると思います!)

⑤梅肉ポテトサラダ

早いものでもう後半戦に突入です!お次は、梅肉ポテトサラダとサッポロワインの品評を行います。

じゃがいも、玉ねぎ、マヨネーズ、梅肉の入ったポテトサラダです!

白ワイン1種類と赤ワイン1種類で品評を行いました。

 

メッツァコロナ アンテッラ ピノ・グリージョ(白)との組み合わせ

榊原

ワインのさっぱり感と爽やかさが、梅肉ポテサラに合う!

ソムリエ荻原

後味はすっきりになったが、果実のふくらみ感がなくなったというのはマイナスに感じました。渋くなっただけでなく、えぐみも少し現われ、不具合を感じました。

 

メッツァコロナ アンテッラ ピノ・ノワール(赤)との組み合わせ

 

鈴木

渋みがいい具合にまろやかになり、ポテサラにも合っていると思いました!

ソムリエ荻原

そうですね、渋みがいい具合になっています!

梅肉ポテトサラダのベストマッチワイン

梅肉ポテトサラダとベストマッチなワインは、満場一致でこのワインです!

梅肉ポテトサラダにはこれ!

メッツァコロナ アンテッラ ピノ・ノワール

アンテッラとは、「伝統的な土地」つまりワイン文化を何世紀にもわたって育くんできたイタリアの大地を意味しています。IGT格付けで、自社ぶどうのピノ・ノワールを100%使用しています。ベリー系の果実味、ほどよい酸味とタンニン分で複雑味のあるドライな味わいが特長です。

中村

ワインの渋みがまろやかに、ワイン自体の美味しさもアップする組み合わせでした!

ワインソムリエから一言

今回の品評会で最も想定していなかった組み合わせです!冷涼エリアで作られたピノ・ノワールは、今回、他のどのポテトサラダとも合うことがなかったように思いますが、このワインは違いました。ポテトの甘さに梅の酸味、マヨネーズに含まれるヴィネガーの力でピノ・ノワールの繊細な果実味を引き立て、甘味を引き出してくれました。

⑥アンチョビポテトサラダ

最後の品評はこちら!アンチョビポテトサラダとサッポロワインの組み合わせを試していきます!

じゃがいも、玉ねぎ、マヨネーズ、アンチョビ、酢、黒オリーブの入ったポテトサラダです。

白ワイン2種類と赤ワイン2種類で品評を行いました。

特徴的だった組み合わせについて紹介します!

 

ベリンジャー・トンネル・オブ・エルムズ・シャルドネ(白)との組み合わせ

中村

渋みもほどほどにあがっている気がする。もともとの甘さも保たれていて、アンチョビも邪魔をせず、同調している。甘み、渋みが強調されて美味しい!

ソムリエ荻原

全体的にワインの濃縮感があがりました。渋みの部分が少しでて、腰つきをよくしていますね。

ベリンジャー・トンネル・オブ・エルムズ・カベルネ・ソーヴィニヨン(赤)との組み合わせ

鈴木

ポテトサラダを食べてワインを飲むと、渋みが変わるところまではよかったが、アンチョビの風味が完全になくなってしまうのが寂しさを感じました。

中村

わかりやすく渋みが増しました!その渋みは嫌なくらいではなく、バランスがよく感じました。最初は優しいほんのり甘いワインなのが、変わるのが面白い!

アンチョビポテトサラダのベストマッチワイン

アンチョビポテトサラダのベストマッチワインは、満場一致でこちらのワインに!

アンチョビポテトサラダにはこれ!

ベリンジャー・トンネル・オブ・エルムズ・シャルドネ

果実味を豊かに保ち、レモンのはちみつ漬けのようなニュアンス。熟した林檎、洋梨や桃のような香りで、風味にスパイスやヴァニラの香りを残します。

鈴木

ワインを飲んだ後に、アンチョビの臭みが減って、ワイン自身もよりまろやかな美味しさに感じられたのがよかったです!

ワインソムリエから一言

今回の品評会で、ワインに大事な果実味が最も強く出る素晴らしい組み合わせとなりました!アンチョビの塩味が果実味を押し上げています。まさしくお汁粉に塩を加える原理と同じだと言えます。そしてアンチョビ特有の臭みも残らずフィニッシュも心地良いです。

このワインも合うので紹介!

メッツァコロナ アンテッラ ピノ・グリージョ

アンテッラとは、「伝統的な土地」つまりワイン文化を何世紀にもわたって育くんできたイタリアの大地を意味しています。IGT格付けで、世界中で人気の品種であるピノ・グリージョは、自社ぶどうを100%使用しています。マイルドな酸味で、バランスのとれたエレガントな味わいが特長です。

ワインソムリエから一言

果実味と酸味のバランスが良く、お互いの個性を尊重し、お互いの良さを生かした組み合わせが楽しめましたね。ぶどう品種はピノ・グリ、ややコッテリした味となることが多いのですがこのワインはさっぱりした果実感と酸味が特徴。ポテトの甘味とのバランスも良く、アンチョビ特有の臭みを包み込んでくれて、余韻も楽しめます。

品評会一次選考結果まとめ

品評会一次選考で選ばれた、6つのベストマッチな組み合わせをまとめて紹介します!

この組み合わせが最高!ベストマッチ3を審査!

ということで、約4時間に及ぶ品評会の結果、6種類のポテトサラダそれぞれのベストマッチワインが決まりました!

この6種種類の組み合わせから、さらに3組に絞り、ベストマッチを決定します。

 

少し、ほろ酔いになりながらも、真剣に議論を始めます。

 

鈴木

どうやって3つに絞りこみましょうか?どれも捨てがたいんですよね、、、

榊原

満場一致で合う!ってなってた組み合わせは一つ入れたい!

鈴木

満場一致でいうと、これとこれかな、、、

中村

僕は、品評会の結果を見て、組み合わせを実際に試してもらいたいです!

だから、組み合わせて味の変化がわかりやすいものがいいかなあ。

ソムリエ荻原

コーンと赤ワインの組み合わせは、味の変化もわかりやすかったですね。

何より長年、ソムリエをやっている私でもこの組み合わせは意外だったので、ぜひ紹介したいです。

ポテ協公認!ベストマッチなペアが決定!

鈴木

議論の結果、ベストマッチな3ペアが決定しました!それでは発表します!

ベーコンのスモーキーさとワインの樽熟成の香りがベストマッチ!

「サンタ・リタ ヒーローズ シャルドネ」と「ベーコンのポテトサラダ」

淡く黄色がかった緑色に、青りんごやトロピカルフルーツの熟した香りが特徴です。心地よい酸味とフレッシュさが絶妙なバランスで溶け合った味わいが魅力です。低温度で発酵させることによって果実味溢れる味わいを実現させました。

受賞理由

ポテトサラダといえば、ハムかベーコンか。特に飲食店では、ベーコンのポテトサラダが勢力を増してきています。

そんなファンの多い、ベーコンのポテトサラダ。このワインと組み合わせることでベーコンのスモーキーさがより際立ちます。飲食店でもご家庭でも、ぜひ試していただきたい組み合わせだと思い、ベストマッチに選定しました。

意外性ナンバー1の組み合わせがベストマッチ!

「ベリンジャー・トンネル・オブ・エルムズ・カベルネ・ソーヴィニヨン」と「コーンポテトサラダ」

バランスが良いミディアムボディ。黒系果実の香りで、タンニン分はソフト。ブラックチェリーやラズベリーの味わいにスパイスやヴァニラの層が感じられます。

受賞理由

長年ワインソムリエをしている荻原さんも想定外だという組み合わせ。ワインに合わせる料理で、こんなにもワインの風味に影響を与えるのか!と我々協会員も驚かされました。その感覚をみなさんにも味わっていただきたくこの組み合わせを選定しました。

満場一致で「これ、合う」なベストマッチ!

「ベリンジャー・トンネル・オブ・エルムズ・シャルドネ」と「アンチョビポテトサラダ」

果実味を豊かに保ち、レモンのはちみつ漬けのようなニュアンス。熟した林檎、洋梨や桃のような香りで、風味にスパイスやヴァニラの香りを残します。

受賞理由

4人が満場一致で高評価の組み合わせ。きっとこの組み合わせを試す多くの人が「これ、合う。」と思わず口に漏らしてしまうことでしょう。ワイン品評の3要素の一つ「補完」を感じるにはぴったりな組み合わせです。アンチョビの塩味がワインの果実味を押し上げていく感覚をみなさんにも共有したく選定しました。

 

【まとめ】ワインもポテトサラダも可能性は無限大!

今回の品評会を終えて、我々協会員は「料理との組み合わせでワインが変化する」ということが一番の衝撃でした!

組み合わせによって、ワインの渋みが増したり、果実みが増したり。また別の組み合わせでは、ポテトサラダの具材の特徴がより際立ったり。

ポテトサラダ単体で味わうのも良いですが、ワインと組み合わせると「味の変化を感じる」という別の楽しみ方ができると感じました!

具材によってどんな味にも変幻自在なポテトサラダと、どんな味の食べ物でも合わせられる程のバリエーションを持つワイン。これらのペアリングの可能性は、無限大!と言っても過言ではないはずです!

今回、我々が試して紹介したのは、ほんの一握り。

是非、あなただけの美味しい組み合わせを見つけてみてくださいね!

参考 ワイン商品情報サッポロビール株式会社

 

サッポロビール(株)が運営するワイン情報サイト「ワインオープナー」でも情報発信中!

参考 【ポテサラ協会認定】ポテトサラダに合うワインワインオープナー

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